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透析関連情報

かぼちゃのダイアライザ

10月になりハロウィンの装飾を目にする機会が増えました。

ハロウィンの装飾と言えばかぼちゃですね。

今回は技士目線でかぼちゃのダイアライザについて書いてみようと思います。

 

1:ダイアライザの種類

透析をするためには複数の機器が使用されておりその中でも重要な物がダイアライザです。

ダイアライザと言っても様々な種類(素材)があります。

PS:ポリスルフォン CTA:セルローストリアセテート

PMMA:ポリメチルメタクリレート PAN:ポリアクリロニトリル etc

これらを患者様の体調に合わせて選択します。

 

 

2:VPS

ダイアライザの中にかぼちゃマークが付いている旭化成社のVPSというシリーズがあります。

以下に、旭化成社VPS-HAの画像を添付します。

VPSとはビタミンEを固定したポリスルフォン膜の事です。

つまり、一般的に使用しているポリスルフォンのダイアライザにビタミンEを固定しているという事です。

 

なぜ、ビタミンEを固定しているのでしょうか?

透析では血液とダイアライザが接触することで活性酸素・フリーラジカルが発生することで体内に酸化ストレスが増加します。この酸化ストレスにより過酸化脂質産生が増加して細胞膜に障害を起こすと言われています。

活性酸素:他の物質を酸化させる力が強い酸素の事です。これが増えすぎると正常な細胞や遺伝子を攻撃してしまいます。

フリーラジカル:電子が不安定になっている状態で細胞膜を攻撃してしまいます。赤血球膜破壊➡貧血の原因となります。

このビタミンEというのは活性酸素・フリーラジカルを消去し過酸化脂質の生成を抑制します。

その結果、貧血改善に効果があると言われています。

VPSにはかぼちゃがデザインされていますがこれはビタミンEを多く含有しているためだと思われます。

ダイアライザと言っても様々な素材があり、更にその素材に他の物質を付加している物もあります。

これは、患者様が安全に透析を実施するために考えられた結果です。

当院でも患者様の意見や血液データを確認しながら条件を適宜検討していきます。

 

作成:臨床工学技士 綱川

 

 

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