肥満外来とは
肥満外来では専門家のアドバイスをもとに、薬物療法や生活習慣の見直しを行い、肥満の改善をめざしていく診療科です。「健康診断でメタボリックシンドロームを指摘された」「生活習慣を見直して痩せたい」などでお悩みの患者様に寄り添い、一人ひとりのダイエットをサポートしてまいります。
治療では管理栄養士が食事や運動など、患者様の体質やライフスタイルに合わせた個別プログラムをご案内し、少しずつ一緒に取り組んでいきます。プログラムを進めると生活習慣や体質の改善につながり、筋肉量を増やしながら脂肪を落とせるため、リバウンドしにくい体を手に入れられるようになるのです。肥満が原因の生活習慣病のなかには、命に直結する重大な病気もあります。ぜひ当クリニックの肥満外来をご利用いただき、肥満の改善と将来の健康について考えましょう。
このような方はご相談ください
- 高血圧、脂質異常症、痛風、内臓脂肪、脂肪肝、糖尿病などの生活習慣病の疑いがある
- ウエスト(腹囲)が男性で85cm以上、女性で90cm以上ある
- BMIが25以上
- お腹が出ている気がするが、皮下脂肪は少ししかつまめない
- 思い当たる節がないが、最近体重が急に増えた
- 1日のトイレの回数が7回未満で、むくみが気になるときもある
- 慢性的なお腹の張りや便秘に悩んでいる
- 空腹感があまりないのについ食べてしまう
- いびきがうるさい、または睡眠時無呼吸症候群の傾向がある
当院の治療について
治療方法
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GLP-1受容体作動薬
血中の糖分量に応じてインスリン分泌を促すことにより、血糖上昇の抑制や、胃排泄遅延、食欲抑制効果などによる体重減少が期待できます。GLP1製剤は患者様のご希望により、週1 回自己注射をする注射薬か、毎日の内服薬のいずれかを選択いただけます。一般的には注射薬の方がより高い減量効果が期待できます。正常血糖値の方への低血糖発現のリスクが極めて低い薬剤です。
GLP-1受容体作動薬を新規に処方できる患者様はBMIが25以上かつ、肥満により何らかの健康障害が生じている方に限ります。
GLP-1治療を保険診療で受けたい方は、詳細をご確認ください。-
メリット
- 食欲を抑えて、満腹感を得やすくなります
- 基礎代謝がアップし、脂肪の分解をサポートします
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デメリット
- 使いはじめには、下痢・便秘・吐き気などの症状が出る場合がありますが、すぐに症状が治まる方がほとんどです
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注意事項
- 医薬品医療機器等法上の承認:当院の肥満治療に用いる未承認医療品は、2型糖尿病患者以外の使用については、医薬医療機器等法上の承認を得ていません。
- 入手経路:当院が使用するGLP-1受容体作動薬はすべて国内販売代理店から購入および納入されています。
- 国内の承認医薬品等の有無:GLP-1受容体作動薬は2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。2型糖尿病を合併しない肥満治療での使用については、保険適応外です。
- 諸外国における安全性等に係る情報:米国のFDA、韓国のMFDS、EU27か国のEMAにおいては、肥満症の適応でその安全性を確認し、承認を取得している薬です。
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SGLT2阻害薬
食事から摂取されたグルコース(糖分)の一部を尿中に排泄することを促すことにより、血糖値の低下、体重減少効果が期待できます。個人差がありますが、1日300から400kcalほど排泄するといわれ、体重減少は3kgほど見込まれます。正常血糖値の方への低血糖発現のリスクが極めて低い薬剤です。
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メリット
- 食事の制限を軽くし、効率よくダイエットができます。
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デメリット
- 尿量・尿回数が増えます。
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治療の流れ
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STEP 01
問診・カウンセリング
現在の食生活や生活習慣などについてお伺いし、肥満の原因を明らかにしていきます。ヒアリングした内容をもとに、今後の食事療法や運動療法のプラン、薬物療法を併用するかどうかについても検討します。
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STEP 02
血液検査
血液検査を通じてコレステロール値や中性脂肪値などを明らかにし、内臓や代謝の状態を分析します。肥満の原因を深堀りし、患者様に適したダイエットプログラムの作成に欠かせない検査です。
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STEP 03
治療法のご提案
医師の分析をもとに、管理栄養士が個別のダイエットプログラムをご提案し、内容に同意していただいた場合は治療開始になります。体重を毎日記録して変化を見たり、栄養バランスの整った食事を心がけたりなど、無理なくダイエットに取り組みましょう。また、食事や運動に加えて、食欲や血糖値、脂肪の吸収を抑えるお薬の処方も可能です。
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STEP 04
アフターフォロー
ダイエットの効果を一緒に確認し、今後についてのアドバイスをさせていただきます。思った結果がまだ出ていない場合でも、焦らずに一緒に対策していきましょう。
料金表
肥満外来でかかる
費用について
【診察料】
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初診:お薬処方あり¥2,750(税込)
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初診:お薬なし¥2,200(税込)
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再診:お薬処方あり¥1,650(税込)
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再診:お薬なし¥1,100(税込)
【追加項目】
▼体組成計分析
¥660(税込)
※検査をしたときのみ
▼薬剤調剤料
¥2,200(税込)
※院内処方となった場合
※肥満外来(オンライン以外)は原則院内処方となります。
▼システム通信料
¥1320(税込)
※オンライン診療となった場合
▼自己注射管理料
¥1,100(税込)
【例1】初診で直接来院し、注射製剤が処方になった場合
初診 | :2,750円(診察料) |
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+1,100円(自己注射管理料) | |
+2,200円(薬剤調剤料) | |
=6,050円+薬代(院内処方) |
【例2】初診でオンライン診療を受け、注射製剤が処方になった場合
初診 | :2,750円(診察料) |
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+1,100円(自己注射管理料) | |
+1,320円(オンライン通信費用) | |
=5,170円+薬代+調剤料(院外薬局) |
※薬代は100%かかります。
ご受診される方へ
診察を受けられる方は、以下のものをお持ちになってご来院ください。
※ 月に一度は必ずマイナ保険証(ない場合には従来の健康保険証)をご提示いただきます。
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初診の方
- マイナ保険証(ない場合には従来の健康保険証)
- 各種医療証
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再診の方
- 診察券
- マイナ保険証(ない場合には従来の健康保険証)
- 各種医療証
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シャントPTAを受けられる方
- マイナ保険証(ない場合には従来の健康保険証)
- 各種医療証
- 紹介状
- 印鑑