コラム

第36回日本臨床工学会で発表してきました

5月16日(土)・17日(日)に福岡国際会議場で開催された

第36回日本臨床工学会で研究発表を行いました。

 

演題は 「透析液流量とクリアスペース率、Kt/Vの関係に関する検討」 です。

透析では、フィルター(ダイアライザー)の中にある 1万本以上の中空糸の中を

血液が流れ、外側を透析液が流れます。

今回は、この透析液の流量(400 / 500 / 600 mL/min) を変えると

クリアスペース率:CS%(身体の体液がどれくらいきれいになるのか)と

Kt/V(透析量) がどう変化するのかを調べました。

対象物質は BUN(尿素窒素) です。

 

結果の一部をご紹介しますと、

・膜面積 2.1㎡以下のフィルター → 流量を変えても CS%、Kt/V に大きな差なし

・膜面積 2.5㎡以上のフィルター → 流量を上げるほど CS%、Kt/V が上昇

という傾向が得られました。

透析液流量とフィルターサイズの組み合わせが 透析効率に影響する可能性を示す結果となりました。

 

臨床の現場で、患者様により良い透析を提供するための一助となれば嬉しく思います。

 

🐏シープリンと記念撮影🐏

会場には、日本臨床工学技士会のマスコットキャラ 「シープリン」が来ており、記念に写真を撮ってきました。シープ(羊)=仁慈・博愛の象徴  と、臨床工学技士のリン を合わせて名付けられたそうです。

余談人生初の飛行機に乗りました

実は今回、人生で初めて飛行機に乗りました。羽田〜福岡を往復したのですが、

思ったより「直線で飛ばない」ことに驚きました。

特に帰りの便では、四国 → 紀伊半島 → 房総半島 と大きく迂回する航路でした。

「直線で飛んだ方が早いのでは…?」と素人ながらに考えましたが、AI先生に教えてもらったのでにわか知識を述べますと、

・羽田空港は時間帯によって 南側(東京湾)からしか着陸できない

・関東西域には 横田空域(米軍空域) があり迂回が必要

・羽田は混雑する空港のため、結局直線で飛んでも到着時間はほぼ変わらない

とのことでした。

安全のための遠回りは必要なのですね。

 

臨床工学技士

加藤聖

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