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短気は損気

みなさまは家庭や職場などでイライラしてしまうことはございませんか。そしてその怒りに対してどのような対処をしていますでしょうか。大声で怒鳴ったり、周囲の人や物に八つ当たりしたり、不機嫌そうな雰囲気を出したりしていませんか。

怒りの感情をうまくコントロール出来ないと、人間関係や職場に影響を及ぼしかねません。

 

そこで今注目されているのがアンガーマネジメントです。これは怒りを管理するスキルのことです。

 

そもそも怒りとはなぜ起こるのか?怒りのメカニズムはよくライターに例えられています。怒りの根本には不安や不満、悲しみ、悔しさなどの感情が存在します(ガス)また、自分の中で「~すべき」というこだわりが他者と異なる際(着火スイッチ)に怒り(火)が生じます。

 

怒りのタイプには6つあると言われており、以下の質問に回答していただくことで診断できます。下記の項目に1~6段階で点数をつけてください。

まったくそう思う:6点 そう思う:5点 どちらかというとそう思う:4点
どちらかというとそう思わない:3点 そう思わない:2点 まったくそう思わない:1点

 

問1 世間には尊重すべき規律があり、人はそれに従うべきだ。

問2 ものごとは納得いくまでつきつめたいと思う。

問3 自分がやっていることは正しいという自信がある。

問4 人の気持ちを間違って理解していたということがよくある。

問5 性善説よりも性悪説の方が正しいと思う。

問6 言いたいことははっきりと主張すべきだ。

問7 たとえ小さな不正でも見逃されるべきではないと思う。

問8 好き嫌いがはっきりしている方だ。

問9 周りの人が自分のことを何と言っているか気になる。

問10   自分の決めたルールを大事にしている。

問11   人の言うことをそのまま素直に聞くのが苦手だ。

問12   後先考えずに行動できるタイプだ。

 

おつかれさまです。

 

次に、①問1+問7 ②問2+問8 ③問3+問9 ④問4+問10 ⑤問5+問11 ⑥問6+問12とそれぞれ足し算をして、1番高い点数だったものがあなたの怒りのタイプです。

 

公明正大タイプ(問1+問7の合計点が1番高い)

→正しさや自分の信念を大切にし、目標へと突き進む方です。そのため、マナー違反や規則に従わない人に怒りが湧くタイプです。

 

博学多才タイプ(問2+問8の合計点が1番高い)

→向上心が強く、完璧主義者で白黒はっきりつけたいタイプです。自分にも他人にも厳しく優柔不断や適当な人が許せません。

 

威風堂々タイプ(問3+問9の合計点が1番高い)

→自分に自信があり、リーダーとして周囲を引っ張るタイプです。プライドが高く、勝者の視点で人や物事を見るので、思い通りにならなかったり、欲しいものが手に入らなかったりするときに怒りを抱きます。

 

外柔内剛タイプ(問4+問10の合計点が1番高い)

→温厚そうに見られますが、確固たる強い芯を持っている人です。一度決めたことは譲れない頑固さがあり、自分のルールや信念に反することをさせられると怒りを感じます。

 

用心堅固タイプ(問5+問11の合計点が1番高い)

→すべてに対して慎重。じっくり考えることが好きで、冷静に物事を進めます。テリトリー意識が強く、距離を置いて人と付き合う傾向があります。ひがみや妬みをもつことがあり、それが怒りと変わることがあります。

 

天津爛漫タイプ(問6+問12の合計点が1番高い)

→好奇心旺盛で、自分の思いや主張を素直に表現するタイプです。統率力がありますが、ときにわがままで強引に思われることもあります。自由に行動できないことをストレスに感じてしまいます。

いかがでしたか?
ちなみに私は公明正大タイプと博学多才タイプが同点で1番高い点数でした。
まぁ、なんというか。はい。心当たりはございます、、、

では実際に怒りを感じたときにどう対処するのか。

 

6秒ルール

怒りを感じたら6秒数えることで、いくらか理性的になるといわれています。

 

怒りの点数化

6秒数えている間に怒りを点数化します。平穏な状態を0点、最大の怒りを10点として点数をつけることで客観的に怒りを評価することができます。

 

その場から離れる

それでもだめなら怒りの感情が表出する前に別の場所へ移動し、怒りの対象から離れることで冷静になることができます。

 

「~すべき」という価値観を捨てる

自分の理想や価値観へのこだわりがつよいほど怒りの感情が生じやすくなります。「~すべき」というのは個人の理想や価値観であって、すべての人に当てはまるわけではないので、許容範囲を広げるとストレスが軽減されます。

 

私は④の「~すべき」という価値観を捨てるということを特に心がけています。そのおかげかイライラすることも減りましたし、ストレスを感じても比較的早く消化できます。そして、なによりも、広い視野で物事を見ることができるようになった気がします。

 

怒りを管理することで、他者との関係を円滑にすることや自分自身のストレスの軽減が期待できます。今回のコラムでは簡単にアンガーマネジメントについてお話させていただきましたが、ほんの一部に過ぎませんし、私も勉強中です。たくさんの書籍も出版されており、インターネットでも閲覧できるので興味のあるかたはぜひご覧になってみてください。

 

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