腹膜透析・腎代替療法の研修に行ってまいりました
今年も残すところ1週間を切り毎日寒い日が続いていますね。
先日私は、宮城県仙台市にあります東北医科薬科大学病院に研修へ行って参りました。
仙台はもっと寒く研修中も雪が降っていました。
どんな研修をしてきたかたいいますと、腹膜透析や腎代替療法についての研修を受けてきました。
皆様は腎不全の治療と聞くとなにを思い浮かべますか?多くの方は「透析療法」を思い浮かべるのではないのでしょうか。
そして、透析と聞くと血液透析といったイメージではないでしょうか。
わが国では透析治療の97%が血液透析です。では、残りの3%はなにか。
「腹膜透析」という言葉を聞いたことはありますか。腹膜透析についてはまた改めて詳しくお伝えしますが、身体の中にある腹膜という臓器を用いて血液をきれいにする治療方法です。
今回の研修ではその腹膜透析について学んで参りました。また、腎代替療法におけるSDMは以前のコラムでも紹介させていただきました。
東北医科薬科大学病院の腎臓内科外来を中心に、病棟や手術の見学をさせていただき、あらゆることが新鮮で刺激となりました。
腎臓内分泌内科教授の森建文先生はとてもすてきな先生で、的確かつ丁寧な診察と手術や往診までこなし、朝早くから夜遅くまで患者様と向き合っておられ患者様からもスタッフからもとても信頼のされている先生でした。
スタッフの方々もひとりひとりが熱意を持たれ、高い知識や技術もさることながら素晴らしいチームワークで忙しい外来にも関わらず、患者様に質の高い看護を提供されており感銘を受けました。また、ひとつひとつ丁寧にご指導くださりとても勉強になりました。
今回の研修を機に、当院でも腹膜透析外来の質の向上や腎代替療法におけるSDMを充実させたく存じます。
それでは良いお年をお過ごしくださいませ。
Merry Christmas
東北医科薬科大学病院のみなさま、ご多忙にもかかわらず研修を受けてくださって誠にありがとうございました。(森先生はお忙しくご一緒できず)