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Dexcom G6を体験してみました

先日Dexcom G6という医療機器を実際に試してみる機会がありました。

Dexcom 6とはお腹にセンサーを装着することでグルコース濃度を測定し5分ごとにスマートフォンに送信・記録される装置です。

今回はその使用体験をお伝えしたいと思います。

*私の10日間の食事記録と血糖値の推移を報告するだけなのであまりお役に立つ内容ではありませんのであしからず。

装着当日。サイズもそこまで大きくなく、装着時の痛みもほとんどありません。テープも防水使用になっており入浴も可能です。

測定値を実測値で較正しないといけないのですが、この日は出来なかったためやや高めで推移しています。

揚げ物を食べたせいか結構上昇しています。

較正したところ、測定値と実測値の差は20mg/dlぐらいありました。

先日のレモンサワーと比較して焼酎に切り替えたあとでは上昇していないようです。

昼食後が高いですね。夜もしっかり食べているのですが。

お昼だいたい同じ内容が続きます。翌日休みだったので夕飯はだらだらと飲み食いしてしまいました、、、

この日は朝から腹膜透析のセミナーがあったので朝はハンバーガーを買って食べて、その後はwebで閲覧していたためまったく日中活動しませんでした。下がりが悪いですね。

夜は揚げ物食べて急上昇。その後急低下して低値アラート発動しました。

この日は夜に予定があったので仕事から帰ってきてとりあえずお茶漬けだけ食べてみたところ装着期間中最高値をたたき出しました。帰宅後軽く飲み食いしてもそんなに上がらず。米食べるとあがる気がします。

普段仕事の朝はヨーグルトで済ませるのですが、試しにこの日は一口サイズのおにぎりを食べてみました。そしたらしっかりと上がっています。そしてお昼もちょっと実験。リンゴ酢を食前や食中に飲むと血糖値の上昇を抑えられるとYotubeでみたので炭水化物と揚げ物ととても血糖値があがりそうな食事をしてみました。意外と上がらなかったけど高い状態が長引いていました。いいのか?夜は日本酒のタイミングであがっていますね。やっぱり米?

昼食後に歩く予定があったので先日に引き続きお昼には野菜も食べずに炭水化物と揚げ物を食べてみました。その割にはあまり上がらず、速やかに下降しました。運動大切。ただこのあたりから若干ベースがあがってきたような。夜は花火みて少しつまんで、帰ってからまた食べてしまいました。1日にフライドポテト食べ過ぎ。

朝はホテルのバイキングだったので食べ過ぎましたが、アウトレットを歩いていたせいかそんなにあがりませんでしたね。

この日も朝におにぎり食べてみたらやっぱりあがりました。ベースが高くなってきていたので再度較正したところやはり20/dl程違いました。夜はまた実験で焼きそばを1.5人前ほど食べて、1時間後にHIITという運動をしてみました。あまり上昇はしませんでしたが、やや高めの状態が日付変わっても継続していました。それにしても久しぶりに運動したら体力の衰えを実感しました、、、

このデバイスは10日毎に交換になるので本日が最終日になるのですがこれといってなにもなく終わってしまいました。もう少し試してみたかったです。

 

使用した感想として、装着間もないころはなんとなくお腹に違和感がありましたが、数日たつと慣れてきてほとんど気にならなくなりました。

5分毎に値がスマホに自動送信されるので血糖値を測定する負担が軽減されます。結構血糖測定するときの穿刺痛いんですよね。

測定値が自動送信されてスマホを見るとグラフ化されているので血糖値を意識するようになります。実際、ジュースを飲もうと思ったのですがグラフが上昇するの嫌だなと思って飲むのをやめました。また、運動することで血糖値の上昇を抑えたりすることが目視できるので行動の変容にもつながるのではないかと思います。

糖尿病の患者様は低血糖が怖いですが、血糖低下時や低下の予測をアラートで知らせてくれるので低血糖のリスクが減り安心感を得られるのではないでしょうか。また、情報共有アプリもあるので、患者様以外の家族などにもデータやアラートなどを共有することができます。

日々医療は進化しており、糖尿病の管理に非常に有用なのではないかと感じました。

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