毎年3月の第2木曜日は「世界腎臓デー」
本日は世界腎臓デーということで慢性腎臓病(CKD)についてお話させていただきます。
CKDとはなんらかの腎障害が3か月条継続する病気です。
2022年には成人の8人に1人が罹患しており国民病として警鐘が鳴らされていましたが、現在日本では約2,000万人、成人の5人に1人がCKDであるといわれています。
CKDは心臓病や脳卒中のリスクを高め。進行すると末期時不全に至り透析や移植が必要になります。
しかし、食事や運動などの生活習慣を見直したり、適切な治療を受けることで腎臓を守ることが出来ます。
腎臓は腰のあたりに左右1つずつあり、握りこぶし程の大きさでそら豆のような形をしています。
腎臓の機能として血液をろ過して尿をつくることがよく知られているとは思いますが、その他にも血圧の調整や血液を作る働きを助けるなど様々役割を担っています。
CKDが進行するとこれらの役割が果たせなくなってしまいむくみや貧血、骨が脆くなるなどの症状が現れてしまいます。
しかしCKDは初期には自覚症状が乏しい病気です。
尿検査でたんぱく尿が出ているけど「なにも症状ないから病院行かなくてもいいや」と受診せずにいるといつのまにかCKDが進行しているなんてこともありえますので健康診断などで指摘された場合は放置せずにきちんと病院を受診してCKDの予防・早期発見に努めていきましょう。