コラム

透析関連情報

夏場の免疫低下

夏は開放的な気分になり、外出やレジャーの機会も増える季節です。

しかし、透析を受けている方にとっては、特に“免疫力の低下”に注意が必要な時期でもあります。

汗をかきやすく、体力が消耗しやすいこの季節だからこそ、しっかりと体調管理をして、感染症から身を守る工夫が求められます。

 

1:夏場の免疫が下がる理由

  • 栄養不足:透析を受けている方は「これは食べられない。あれは食べられない。」と食事制限をして必要な栄養素が不足しがちです。特に夏場は、夏バテで食欲不振や冷たいものばかり摂ることで、栄養状態が悪化し、免疫力が低下することがあります。
  • 透析による影響:透析膜が血液と接触することで、免疫機能に影響が出ることがあります。また、透析によって体内の老廃物が十分に除去されないと尿毒症となり免疫力が低下することがあります。

 

2:免疫低下を防ぐために

夏場は夏バテで食事量が少なくなりがちです。それで、除水量が少ないからと透析時間を短縮したいとお願いされる事がありますが尿毒症を防ぐためにも十分な透析を実施することが重要です。

そして、食欲が低下してしまう時期ですが透析では尿毒素を除去するだけではなくアミノ酸なども抜けてしまいます。

つまり、夏場は免疫低下を防ぐために食事をしっかり摂りたいが夏バテで厳しい。透析では体に必要なアミノ酸が抜けてしまうという最悪な時期です。

そのことを念頭に置いて食事量をしっかり摂るように意識してみて下さい。

 

毎晩熱帯夜が続き良質な睡眠を確保しにくくなっています。

それにより自律神経が乱れて交感神経と副交感神経のバランスが崩れることによる免疫細胞の働きに影響が出ることがあります。

日中は高温でなかなか運動が出来ない日々が続いています。それも自律神経が乱れる原因です。

夕方など気温が下がってから散歩など適度な運動を意識してみましょう。

エアコンなどの空調設備を使用して良質な睡眠確保と適度な運動が重要です。

 

クリニックの外来ではコロナ感染者が少しずつ増えてきたようです。

これも、夏バテで免疫低下が関係しているのでしょうか?

コロナ罹患しないように免疫低下を防ぐ努力をしてみましょう。

 

 

 

作成者:臨床工学技士 綱川

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