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新しい骨塩定量機器のご紹介と骨粗鬆症について

骨塩定量検査とは
骨密度を測定する検査のことです。
骨密度を測定することによって、骨粗鬆症の判定する代表的な指標になります。

骨塩定量機器にも種類がさまざまあります。
当院は今までDIP法とよばれる、手のレントゲンの画像解析方法で測定していました。

ですが、新たにDEXA法が導入しました!

DEXA法で検査することにより、骨粗鬆症の治療後の変化が以前より早めに評価することが可能になります。

DEXA法での検査部位には、
腰椎や大腿骨・橈骨遠位端などがあります。
当院では前腕(橈骨遠位端)測定方式を採用しています。




骨粗鬆症とは?
骨の強度が弱くなり、骨折しやすくなる状態です。
高齢者の病気と思いがちですが、最近では過度なダイエットにより若年女性も注意が必要です。
女性の方が多いですが、男性の方も安心はできません。発症している4人に1人は男性です!油断は禁物ですね。
また透析患者さんは骨粗鬆症のリスクが高いため当院では定期での検査をしています。

骨粗鬆症は自覚症状がありません。
転んだり・くしゃみ・尻もちなど、ちょっとしたことで骨折をしてはじめて気付く方がほとんどではないでしょうか?



どうして骨が弱くなってしまうのか? 
骨の強度は20歳頃が最も高いです。
強度を維持するため、古い骨を壊す破骨細胞と新しい骨を作る骨芽細胞が常に破壊と再生を繰り返しながら強度を保っています。
大人になっても3〜5年かけて骨も新しく生まれ変わっているそうです。
減少スピードは人それぞれですが加齢や閉経によりバランスが崩れることで、壊す量が上回ってしまい骨がもろくなってしまいます。


治療方法について
飲み薬や注射など治療はさまざまあります。
どの治療方法が患者様に合うか診察時に話合い決めていきます。
骨密度の低下を抑えて、骨折を防ぐことが目的です。
目に見える成果がすぐでるものではないので、根気強く治療をしていくことが大切になります。



検査はいつするべき?
遅くても75歳頃に、一度は検査してもいいかもしれません。

女性の場合は閉経後5年間骨密度の減少率が高くなります。急激に低下する前に自分の骨密度を確認できるので、閉経直後の検査もおすすめです。

将来の骨折予防として検査をしてみてはいかがでしょうか?

ご気軽にご相談下さい。
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