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運動していますか?

明けましておめでとうございます。

気が付いたら年が明けてしまいました。

1月になり寒さが一層増した気がします。

寒くて運動が億劫になりますね。

私は寒くても頑張って自転車で通勤しています。

そんな、自転車通勤にホットな話題を書いてみようと思います。

 

1:自転車通勤健康上のメリット①

運動と聞くと「よし!ランニングをしよう!」と直ぐに走りに出かける人がいますね。

しかし、三日坊主という言葉があるように運動は継続しないと意味がありません。継続は力なりです。

では、どのように継続したら良いのでしょうか?

対策として通勤に運動を導入するメリットをご紹介します。

スコットランドの研究を紹介します。

16~74歳の82,297人を2001年から2018年までを追跡調査した研究です。

その中からアクティブ通勤(自転車通勤)と非アクティブ通勤(非運動通勤者)をさまざまな健康結果について比較しています。

結果として非活動的な通勤と比較して自転車通勤は全死亡リスクの低下、入院リスクの低下、心血管入院リスクの低下などが明らかになりました。

そこから、アクティブ通勤者(自転車通勤者)は交通事故による入院リスクは高いがそれ以上にさまざまな身体的および精神的健康上の悪影響に悩まされる可能性が低い事が分かりました。これらの調査結果は、アクティブ通勤が健康に有益であるという証拠を強化することになりました。

※参考文献:BMJ Journals 歩行者と自転車通勤の健康上の利点:スコットランド縦断研究からの証拠

URL: https://bmjpublichealth.bmj.com/content/2/1/e001295

 

2:自転車通勤健康上のメリット②

もう一つ自転車通勤の利点についての研究を書いてみようと思います。

こちらは英国の研究です。

平均年齢52.6歳の263,450名を対象として心血管リスクおよび癌発症リスクなどを検討した研究です。

非アクティブ通勤と比較して自転車通勤と徒歩通勤では心血管疾患の発症および死亡リスクの低下に関係がある事が分かりました。

アクティブ通勤に伴うリスク低減の理由は、全体的な日常の身体活動への貢献、および持続的心肺活動により低下している可能性があります。

それらにより非アクティブ通勤と比較して何らかの原因による死亡リスクは41%減少、心血管疾患発生率は46%減少、およびがん発生率45%減少になることが明らかになりました。

自転車通勤者、および混合モード(アクティブ通勤と非アクティブ通勤)の自転車通勤者は、徒歩通勤者よりも全体的な身体活動と身体機能が高い結果が出ています。この結果は、自転車の運動強度が徒歩よりも高いことを反映している可能性があります。

※参考文献:thebmj アクティブ通勤と心血管疾患、がん、死亡率の関連性:前向きコホート研究

 URL: https://www.bmj.com/content/357/bmj.j1456

 

2種類の研究を紹介しました。

自転車通勤どうでしたか?身体的なメリットが大きい事が分かります。

非アクティブ通勤と比較してアクティブ通勤は心血管疾患の発症率が46%も低い事は驚きですね。

透析では心臓や脳血管疾患のリスクが高い事が言われています。

私自身は自転車通勤を3年程前からやっております!ぜひ皆様もどうですか!?

臨床工学技士 綱川

 

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